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Halfway

鶴田浩之の個人ブログ(はてなブログ)/渋谷で本屋を立ち上げ、アプリ開発のスタートアップを2011年から経営しています。

フリマ時代の読書術 - 無理なく月10冊を読む技術

 

本特化のフリマアプリ『ブクマ!』を開発しているLabitの id:mocchicc です。おかげさまでユーザーも出品数も右肩上がりで成長中です。

 さて、メルカリが出た2013年頃は電子書籍も増えてきた時期でもあり、自分の読書方法が少し変わったなと感じたので、メモに残しておきます。過去にヤフオクでは5冊程度、メルカリでは30冊くらい買ったり売ったり、そして自社サービスの「ブクマ」では、自分自身も1人のユーザーとして250回の取引を体験してきました。

 

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シェアリングエコノミー時代の読書術

記事の内容を結論からいうと、

  1. 興味ある新刊本は、躊躇なく買う
  2. 500円くらい値下げしてブクマに出品する(1400円の本 → 900円)
  3. 売れたら72時間以内に読んで、購入者に発送する

これでメリットに感じているのは、
(1)「締め切り効果」で積ん読が発生しないこと
(2) 躊躇なく本を買うことによる知的好奇心の充実、読書習慣化の継続 の2点です。

 

特に (2) に関して。インターネットが成熟してからは、買い物といえば何もかも「レビュー、口コミ」を気にする時代。自分を振り返ってみても、誰かが勧めたり、一般ブロガーのキュレーションという名目でまとまった紹介がないと、買う気が起こらない状況になりつつあります。食べログの評価点数をもとに飲食店を探す強迫観念の状態に似ていて、自分の目利きで本を選ぶことを諦める、そんなつまらない状況が、ネットの便利さの反面で生まれているようにも感じます。お金を出すのだから、消費者として本選びを失敗しないためにと、レビューは大切かもしれないけど、過剰なレビュー文化による疲弊、僕が感じるこの「違和感」に共感を覚えてもらえるのであれば、この記事の読書法は試す価値はありそうです。

2010年代に入ってから読書をとりまく環境で変わったことといえば、電子書籍(特にAmazon Kindle)、漫画・雑誌などの読み放題系サービス、そしてフリマアプリの存在があります。

最初に述べた読書法を詳しく書くと、最近の僕は、こんな読書術をしています。

 

( 前提: 電子書籍でいきなり買う本が2割、このあと述べる紙の本で買う本が7割。月間の購入冊数は20〜25冊くらい=家計簿につけている本の予算は月3万円)

 

新刊は気になったら、売れること前提で躊躇なく買おう!

  1.  街の本屋さんで見かけて気になった本、人から勧められた本、購読しているブロガーが紹介する書評で共感した本、フリマアプリを何気なく見て興味を持った本は、躊躇なくその場で買う。基本的には新品で買います。

    特に外からの影響が少ない時期には、Amazonの「新刊・予約」ページを訪れて、「過去30日/30日以内」にチェックを入れ(該当ページ)、興味あるジャンル/タイトルの本を能動的に探して、気になったら躊躇なくカートに入れて買う。僕は自然科学・サイエンス系の読み物や、いち早く邦訳された新興企業の創業記など読むのが好きなので、発売間もなくでブログでも本屋でも特集されてないようなマイナー本の良書の匂いがするものは、Amazonのデータベースに予約情報が出た段階からチェックをしています。

  2.  本が手に届いたと同時に、フリマアプリに出品します。価格設定は1ヶ月以内の新刊で70%くらい。(1,400円なら、950円とか。人気本は100円引きくらいでも大丈夫) 6ヶ月以内だと約半額。1年以上経っている本は、適当に納得感のある値段で。出品時には「現在読んでいるところで、購入後3−4日で発送」としておく。

  3.  本が売れたら(たいてい1週間以内に売れる)急いで読む理由ができるので、時間を無理やり作って読む。この読んでる時間、「図書館の返却期限に間に合うように読んでる感じ」がして、ちょっと楽しい。そして発送。送料はクリックポストで164円。買ってくれた人が、次の読者になってくれる。どんな人だろうと想像しながらポストに投函しています。

  4. (この手順4が重要)もし締め切り効果を使っても、どうしても忙しくて最後まで読み終えず気になったまま手放したり、良書だと思って手放すのが勿体無いなと思ったら、迷わずもう1冊、同じ本を新品で買う。このとき手順1に戻ってやってもいいけど、ここで僕はよく、Kindleで電子書籍として買い直しています。移動時間など違うシチュエーションで、少し時間をおいて再読する気分になったときに読むことが多いです。

読書量が増えた

こんな読書法をしていたら、出版社は儲からず著者に印税が払われないと、お叱りを受けるかもしれません。でも、昔のように本探しに対して慎重な姿勢だったとき、そもそも1冊目として新品で買わなかっただろうと思います。結果的に、個人として新刊本を定価で買う回数が、圧倒的に増えている。でも3分の2のはフリマで次の読者に渡しているから、経済的な負担は少ない。だいたい月に30冊買い、20冊くらい売る。

僕も紙の本を監修の立場で出したことがあり、8万5000部になったけれど、「多くの人に読まれること」が一番うれしかった。(これは人にもよるだろうけど)ブックオフの108円の棚に並んでいたり、マーケットプレイスで1円で売られている本が山ほどある以上、今さらそんなこと言っても、というのもあります。

「時間が経って中古で安くなってから買おう」と考えている購買層は、最初から新品でも買わないケースが多いと思っています。逆に、300円くらいの差額だったら、綺麗な中古が出品されていても、新品で買おっかなー、という人もかなり多い。

 

これからの時代の「読書」の価値

個人の立場として、本が好きだからこそ、まだ他の人が読み始めていない、新しい匂いがする本が発売日に届く、それも毎月10冊や20冊ペースでっていうのは、楽しいんです。そしてこの読書法に慣れてからは、本を月2万円以上買ったりしても、1万円はフリマでの売上金として手元に残ります。それを使って、気になる他の本をまた買う。

とにかく知的好奇心を満たすために、本屋で大人買いをしたり、家のポストに届いている瞬間の楽しみのために、1500円とかの価格を払う。「価格と価値は違う。」という話です。僕にとっての価値は、本という好きな趣味において、年間7万タイトル発売されているタイトルの中から、自分の目利きや知人の勧めで年間200〜300冊(年間出版数の0.4%)を選ぶという楽しさの価値。読んだ本を、次の読者に渡すという、フリマのコミュニケーションを楽しむ価値。これ全部ひっくるめて読書の楽しみ方になりつつあります。表紙見るだけでいいから買う。笑 

 

ブクマのミッション

ブクマは、もう読まなくなった古本を1週間以内で3冊売って、1冊の新しい本が買える、という状態を目指していきたいと思っています。ブックオフだと平気で「10円です」「こちらはお値段がつきません」と査定されてしまう本が、ブクマでは400円で買い手が現れる。50円の査定本が、1100円でも買い手が現れる。古本チェーン店にかかる従業員5000人、国内800店舗・数億冊の在庫管理分にかかる中間マージンは全て無くすことで、経済的な合理性(受給一致)が実現できます。

日本中の家庭の本棚はすでに埋まってしまっていて、本棚に空きスペースを作らないと、心理的に新しい本を人は買わなくなる。ブクマは、数年かけてインフラになるサービスにしていきたいと思います。

 

フリマアプリによって読書法が変わった、そんな個人的体験のお話でした。当然、賛否あると思います。似たような考えがある方の意見、批判的立場の意見もぜひ聞いてみたい。

 

 

 

halfway.hatenablog.com

 

公式サイト:  ブクマ.com

★ iOSアプリ

 Android版アプリ

play.google.com

ブクマを開発しているLabitでは、
今年10人→30人まで増える予定で、本好きの仲間を集めています!

www.wantedly.com

11010歳になりました。

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2月16日に、11010歳 26歳になりました。26歳の誕生日には、2年前から行きたかったオフィスの近所にある「レザンファン ギャテ 」で6種類のテリーヌを楽しんでいたほか、BOOK LAB TOKYO で友人たちを招いて、ささやかなドリンク・ミートアップを開きました。来ていただいたみんな、プレゼントくれたみんな、ありがとう。

 

 

 

社員がムービーを作ってくれて、遠方にいる人たちからのビデオメッセージがとても嬉しかった。

 

僕はいつも作る側で、サプライズする側だったので、今回は本当に驚きました。(ぜんぜん気づかなかった...)

カナダにいるLabitチームのスティーン、ジョン、カイくん。なぜか日焼けして真っ黒になりながらオーストラリアのバナナ農園で働いているという、ワーホリ休暇中のLabitエンジニアけんけん。株主の四角さん、近藤さんからもメッセージ頂いておりました。

 

 

子供の頃は体が弱かったので、26歳まで生きるなんて想像もしていなかった。

あっという間にまた一つ歳を重ねることになって、神様に与えられた時間を、自分の人生へとコツコツと投資している実感があります。 この1年間は、本のフリマアプリ「ブクマ!」など新規事業をローンチさせて、渋谷にコーヒースタンドと書店の複合店舗もプロデュースし、Labitには20名以上の新しいメンバーを迎えられた素晴らしい年でした。今日からまた、もっとより良い1年を作っていきたいと思います。

新しい抱負は・・・なんて考えたりもしましたが、これまでと同じように、直感に従い、常識を疑い、悩む前に行動して、作って壊して作りまくり、常に空想家でありたいと思っています。人の声にもっと耳を傾け、自分の声をもっと高らかに叫び、地道に勉強も疎かにしません。何階建てか分からない高層ビルの階段を上がっていくように、踊り場で休んだとしても決して降りることはせず、自分のビルは果たして何階まであるのか楽しみに生きる気持ちで、人生を歩みたいです。

10年前の夏は、ちょうどインドを初めて一人旅していて、税務署に届け出を出して一人起業をした年でもありました。当時は九州の片田舎の公立高校に通っているただのオタク、でも今は一緒に夢を追える仲間がたくさんいます。起業家として20代で必ずや大きなことを成し遂げたいと思います。

 

 

恒例の、Amazon 誕生日に欲しいものリストをFacebookとTwitterにつぶやいていたのですが、何人かの方が送って頂きました。 時任さん、西村さん、飯塚くん、じゃぐりん、(あと一人匿名の方)、この場を借りて、御礼申し上げます!

 

上手な年のとり方は未だ知らぬままですが、年をとっても自分の原体験を大切に、謙虚に初心に振り返りながら、自分らしさを大切に生きていきます。

本のフリマアプリ「ブクマ」で買った、読んでよかった7冊の本

バーコードから出品できる本特化のフリマアプリ「ブクマ!」の開発をやっています。今日は、自分もユーザーの一人としてブクマの中で購入した50冊くらいの本の中から、お薦めの7冊をピックアップして紹介。

 

ヴェニスの商人の資本論

ー〈資本主義〉のシステムやその根底にある〈貨幣〉の逆説とはなにか。その怪物めいた謎をめぐって、シェイクスピアの喜劇を舞台に、登場人物の演ずる役廻りを読み解く表題作「ヴェニスの商人の資本論」。

今月号のForbes Japanで「波多野聖が推す "私を世界的資産運用者にした本"」というコーナーで紹介されていた本。金融業界の方はみんな知っている、読み継がれている本mのようですね。資本主義における貨幣の働きについて掴むことができる1冊。本書はオムニバス形式の展開で、書名から漂ういかにも難しそうな本という印象とは裏腹に、経済学の土台があれば読みやすいエッセイや謎解きのようなもの。「広告の形而上学」「十冊の本」の章が気に入った。世の中に存在する「貨幣」を引きずり下ろし考察することで、「何に価値を見出すか」という視点を考える事ができる良書です。知的刺激に溢れます。

ヴェニスの商人の資本論 (ちくま学芸文庫)

ヴェニスの商人の資本論 (ちくま学芸文庫)

 

 

さよならは小さい声で

松浦 弥太郎さんのエッセイ集。彼が書く文が好きで買ったのですが、本書のまえがきを読んだときに再確信。そして単行本版の装丁もキレイなので買ってよかった。(文庫版もあるようです)

20歳を過ぎてからと言うもの、歳を取るのがとても早く感じる。"年齢を重ねるとは、美しくなるということ。歳を取る美しさを教えてくれた人、働く上で大切なことを語ってくれた人、心に残る恋した人。『暮しの手帖』編集長による「すてきなひと」をテーマにしたエッセイ集。" とあるように、歳を重ねることを意識し始めたときに、世の中が愛らしく思える。

女性はもちろん、男性にもお勧めしたい。

さよならは小さい声で 松浦弥太郎エッセイ集

さよならは小さい声で 松浦弥太郎エッセイ集

 

 

フラット化する世界 普及版 上・中・下

『フラット化する世界』は高1のとき、初版を読んでいたのですが、その後、大幅な増補改訂版が出て、そしてこの普及版(ハードカバーではなく、A5サイズ3巻セット)が刊行されました。久しぶりに読んでも示唆に富む1冊です。この本は間違いなく10代の僕の生き方に影響を与えた本なので、生涯持っておきたい。とはいえ10年前に記された情報社会・グローバル社会を読み解く内容の本で、新しい知見を得るためにはもう時代が変わってしまいました。歴史を学ぶように、当時のテクノロジー業界のジャーナリストたちはどのような考えだったのか?この未来予測は確かに当たっていた、といった回想をしていくのには相応しい1冊かと思います。

今見たら、残念ながらAmazonは絶版(中古しか無い)になっているんですよね。こんな良書でも新刊流通がほぼ無い状態なので、ブクマのような古本のフリマアプリの開発にも気合いが入ります。

フラット化する世界〔普及版〕上

フラット化する世界〔普及版〕上

 

  

ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる

カリフォルニアでもニューヨークでもなく、なぜポートランドなのか。米国で「ディスティネーション・シティー(人気移住都市)」として今もっとも人気の都市の秘密について書かれた1冊です。BOOK LAB TOKYO でも、仕入れるとすぐに売れてしまう人気の本で、ブクマに出品されていたので買って読んでみました。

ポートランドはリベラル系の街です。サンフランシスコでは物足りない若者たちが移住しているよう。エコロジー(自動車を減らし公共交通機関や自転車の促進)、起業家精神、飾らない街。オレゴン州は消費税が0%だそうです。僕が渋谷に住んでいるということもあって、50年に1度という大規模な渋谷の再開発を眺めつつ、都市計画についても考える機会になりました。

そういえば、ポートランドにある「リード・カレッジ(Reed College)」は、スティーブ・ジョブズの出身校ということで有名ですね。1908年創立、学生1400人の小さな私立のカレッジです。

ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる

ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる

 

 

『レスポンシブル・カンパニー』

パタゴニア創業者による最新著。装丁が素敵だったのでポチりました。ジョブズ本でおなじみの井口耕二さんが翻訳されており、またボリュームも多くなく、読みやすいです。パタゴニアが示す「企業のあるべき姿」に至る模索、理想の追求。「人は正しいことをすると、もっと正しいことをしようとする。」(186頁)この言葉は至言。手帳にメモしました。創業者の理念と言うのは、永続的な企業にとって本当に重要なものです。本のテーマである環境保護に直接は興味がなくても、その創業者のスタンスを学ぶという意味で、とても勉強になった1冊でした。2007年の『社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論』も持っています(こちらはベストセラーでよく知られてます)が、Kindle版が出ないのが残念。

レスポンシブル・カンパニー

レスポンシブル・カンパニー

  • 作者: イヴォン・シュイナード,ヴィンセント・スタンリー,井口耕二
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2012/12/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログ (3件) を見る
 

 

『ライフ・イズ・ベジタブル ― オイシックス創業で学んだ仕事に夢中になる8つのヒント』

オイシックス創業者の高島さんの著書。僕はもともと創業記を読むのが大好きで、この本も例にも漏れず最後まで一気読みしました。Kindle版が出たらそちらで買い直したいと思います。ちなみにオイシックスは、この本が出版された翌年の3月にマザーズに上場されています。僕も半年間ほど定期宅配サービスを利用していたので、その裏でこんなドラマが有ったのかと、ふむふむと思いながら読んでいました。「ライフ・イズ・ベジタブル」という本のタイトルも、編集者のセンス良い。

ライフ・イズ・ベジタブル―オイシックス創業で学んだ仕事に夢中になる8つのヒント

ライフ・イズ・ベジタブル―オイシックス創業で学んだ仕事に夢中になる8つのヒント

 

 

『自分の時間 - 1日24時間でどう生きるか』

”人間というものは、貧乏人でも金持ちでも、1日24時間が平等に与えられる" とよく言われます。この本は、20世紀の初めの頃に出版されたことだけは分かっていて、実は出典が不明なんです。誰が書いたかも曖昧になっており、1908年と1920年に二度出版されたという記録が残っている。そんな古典的な本が、現代社会においても役に立つ素晴らしい良書でした。とても小さな本です。短く、誰でも読みやすい。

この本が幾度となく語りかけてくる本質的な問いは、「あなたにはたくさんの空白の時間が与えられている」というもの。たとえ1日8時間を労働にあてていても、起床して通勤するまでの3時間や、帰宅して就寝するまでの20時〜24時の時間と言うものに、人はあまりにも意識を向けていなさすぎではないか、と。多くの人が、”朝10時から夕方6時までの勤務時間を「1日」とみなし、勤務時間の前と後の数時間は、単なるプロローグとエピローグに過ぎないと思っている" (58頁) 読んでいて痛い思いでした。エネルギッシュだった10代の頃と比べても、確かに帰宅してから寝るまでの時間と言うのは「余白」の扱いで、何か精神的な活動をすることを避けてきたなぁと。

巷では毎年のように時間管理術のような本が出版されていますが、改めて読む必要は無さそう。この『自分の時間』と、『7つの習慣』の「重要事項を優先する」の第3章、そしてシリコンバレーで絶大な支持を得たティモシー・フェリスによる時間ハックの近代本『週4時間だけ働く』の前半部分、この3冊の本から得たものは大きいです。

自分の時間 (単行本)

自分の時間 (単行本)

 

 

本特化のフリマアプリ「ブクマ!」は、2017年2月9日にiOS版に加えてAndroid版もリリースしました。ISBNバーコードから10秒で出品ができる画期的なデータベースを持つカタログ型フリマアプリで、毎週2万冊ずつ出品が増えています。

よかったらぜひご利用ください!

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▼ブクマ!のダウンロードはこちら
App Store | Google Play

(招待コード 5F9D4 )

 

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newspicks.com

 

本をバーコードから出品できるフリマアプリ「ブクマ!」を作りました。週2万冊ずつ新規出品中

本好きが講じて、渋谷に本屋さんを作ってしまった id:mocchicc です。

 

この記事は昨年9月に書き始めていたのですが、Android版も出揃った今ようやく記事公開ができました! メルカリが牽引するCtoCのフリマアプリ業界に仲間入りさせていただき、本・書籍に特化したフリマアプリ「ブクマ!」を作りました。ブックマークのブクマでもあるんですが、本のフリマということで、ブック・フリマ→ブクマという命名です。キャラクターは性別・年齢・名前不詳のクマがやってくれています。

 

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prtimes.jp

 

jp.techcrunch.com

 

ISBNバーコードを読み取って出品できるカタログ型フリマ

「ブクマ!」は、本の裏面に印字されているISBNバーコード(国際標準規格)をスマホのカメラでかざすだけで、その本をAPIデータと照合して識別し、最短10秒で出品できるのが特徴です。

カメラで撮った写真ベースに出品するメルカリ・ラクマ・フリルとは違って、あらかじめデータベースがあるカタログ型のフリマアプリとしては、新規参入ながら堅調なスタートを切ることができたと思います。

データベースのAPIがあることによって数十万タイトルの本の二次流通のマーケットデータを可視化できるので、今やECでは当たり前のように用いられているレコメンドエンジンをはじめ、ユーザーの行動ログに合わせた商品表示など、AIや機械学習で出来ることが多そうで楽しみです。

 

週に2万冊ずつ新規出品されています

先行リリースしていたiOS版の試験運用中には、アーリーアダプターな方々、インフルエンサーにご利用いただいており、現在は毎週2万冊ずつ、新規出品が増えています。MoMの伸び率が直近351%なので、春過ぎまでには "毎日"2万冊くらいにはなると思います。もちろん、現状まだまだ出品数ベースでカバーしきれていない本も多いので、2016年2月現在を基準に、100倍以上に成長させていくつもりです。

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参考までに、本の出品数としてはメルカリが約80万冊、楽天に買収されて総合型フリマとしても伸びているフリルが約12万冊くらいのようです(多少誤差あったらごめんなさい) 今年の春までにはメルカリの本カテゴリを超えていきたいなぁと思っています。

本は過去10年間で60〜70億冊も販売されています。これから100万冊、1000万冊、3000万冊と伸ばしていきたいと思います。

 

 

「ファーストユーザー」として実際に使ってみた感想

この半年間、iOS版を5ヶ月ほど試験運用する中で、プロダクトオーナーとして開発に関わりながら、僕もひとりのユーザーとして、自宅にある250冊ほどの本を出品してみました。60冊くらい売れて、売上金額は5万3000円くらいです。

昔からずっと本棚に眠っていた古本が半数くらい(300-500円くらい)で、残りは新刊を買って読んですぐに綺麗なまま出品した高単価のもの。山田進太郎さんも同じことを言ってましたが、献本いただいたり、本屋で買った紙の書籍で気に入ったものはKindleでも買い直しているので、同じ本を2冊持っているのが現状。紙の本は誰かにプレゼントしたり、売る事も多いです。

積ん読になってしまっている本を、とりあえず出品しておいて売れた後、その日のうちに読んで発送するという、積ん読解消&売上発生という一石二鳥のユーザー体験も実践している一人です。

 

今後の課題や、やりたいことについて

1.Webブラウザ版の開発

iOSとAndroidも出揃ったので、次はWeb版かなと思います。100万タイトル規模になるとSEOも重要になってくると思うので、早速つくり始めて近々リリースしたい。

 

2.新刊の取り扱い

3冊古本を売ったポイントを用いて、新しい読みたい本を新刊で買うという体験を提供したいと思っています。僕らの競合は新刊の出版業界ではなくて、「二次流通の潜在マーケットを掘り起こして、空いた本棚には新しい本が入るようにする」というのが本質です。本質を見誤ると勿体無い。

ネットユーザーの大半の方は、Amazonでいいじゃんと思われるかもしれませんが、実際のところ、僕より年下の90世代以降、Z世代のマジョリティーにおいては、Amazonがネット書店で始まったということさえも知らない世代なんですよね。Amazonのアプリを初めて起動したら、洋服とか靴とか腕時計とか出てくるわけで、正直、スマホ世代の人にとってのエンドユーザー体験は、Amazonも楽天も大差がないのです。

 

3.機械学習によるレコメンド

そのままですね。出品数が増えてきており、検索以外でのウィンドウショッピングがなかなか難しくなってきました。アプリ起動後のTOPに表示される情報は、ユーザーさんごとに9x9x9通りくらいのクラスタリングを行って、設計できればなぁと思っています。

ブクマ!はおそらく、CtoCとECの融合を取り組んでいくアプリになると思います。「スマホEC」の体験に近いものをちゃんと作っていかなければいけない。

 

4.多角化、水平展開

古本、雑誌、そして新刊書籍までは想定の範囲内でした。実はISBNだけでなくJANコードからも識別子として出品できる機能をずいぶん前にテストしていて、バーコード付きの「消しゴム」とか出品できたんですが、これを応用して他の商品軍のカタログ型総合フリマアプリにするかどうかは、正直微妙です。たくさん検討してマーケットテストも少しやったのですが、中途半端に色々やると必ず失敗するという結論に至ったので、12ヶ月〜18ヶ月間は本にフォーカスして流通総額で年間150億狙っていく必要があると思います。自費出版やオンデマンド出版の場として、執筆した本がマーケット通さず自由に売れる場所、あるいはKindle一強の電子書籍のプラットフォームとして二番手を狙う(無謀な野心)といったことは興味あります。

CDやDVD/Bru-ray、そしてゲームソフトは規格化しやすいため取り扱いも可能かと思います。ただ、CDやDVDを売りたい人は沢山いても、買う人は同じ数だけいるかなぁ.. 少なくとも5年後の世界ではほとんど使われないだろうなぁと。Apple MusicやSportify、NetflixやHuluがかなり浸透していると仮定すると、そもそも一次流通でもマーケットが急速に縮小して、二次流通の価格崩壊は間違いない。歴史の長い本はやっぱり強いもので、5年後に紙のマーケットが30%縮小しても、まだ1兆円あるんですよね。と同時に、電子書籍は300%くらい拡大(6000億円くらい)してると思います。

他にカタログ化フリマの構想がすぐ実現できて、参入障壁が低そうなのは、コスメ・ガジェット(家電/電子機器)・チケットあたりでしょうか。このあたりは既に特化型が出てたり、今作ってる事業者も多いみたいですね。

 

 

僕は現在、Labitの15年経営計画を立てて取り組みつつ、POとしてブクマを見ています。今年夏からはEduTech領域の新規事業も構想しており、20代最後の仕事だと思って事業計画を立てています。

LabitのWantedlyではブクマのエンジニア(iOS、Android、サーバーサイド、インフラ、データベース)、2017年後半に取り組むEduTECH領域の新規事業メンバーを求人しているので、ジョブチェンジ考えている方がいたらぜひご連絡ください。

 

▼ブクマ!のダウンロードはこちら(招待コード 5F9D4 )

App Store | Google Play

 

12年続けたブログが人生に与えた影響について

僕が2011年からやっているLabitという会社で、TGIF(Thank God, It's Friday : お酒交えながら毎回題材決めて話す、飲み会未満のカジュアルな会) を隔週金曜日の17:00から90分くらいやっているのだけど、昨日ちょうど「みんなブログ書いたらどう?」と提案した。

 

Labitでは今、ブクマという本に特化したフリマアプリを運営している。週2万冊以上が出品される、本好き用のCtoCフリマアプリ。

http://ブクマ.com

 

後半に詳しく書くけど、僕はブログがきっかけで、エンジニア・スタートアップ・VC界隈のミートアップに誘われるようになり、まず初めにネットエイジの西川さんが大きなハブとなってくれて、今のLabitにエンジェル投資してくれたDeNA共同創業者の川田さん、AnyPayの木村さん、そして高校の時からファンだった、はてなの近藤さんとも会えた。(今ではときどき温泉にも行く仲だ)

ほかにも経営者と同時にブロガーでもあった、けんすうさん、現在ドットインストールをやっている田口さん、家入さんなどと知り合うことにもなった。全部ブログがきっかけで、2011年(当時20歳)に起きた出来事だ。

 

* * * 

 

昨日のエピソードを通じて、12年続けたブログが人生に与えた影響を、振り返ってみる機会になったので、まとめてみたい。

 

1.ブログは自分の思考整理に最適だった

世の中は騒音だらけだ。iPhoneには1日を通して沢山プッシュ通知が来るし、スキマ時間はニュースアプリを開いて、そのニュースの反応を読んだりしていると、少しずつ脳は疲労が溜まっていくわけ。ブログにかかわらず、文章を書く作業の中で、自分の考え方や思考が整理されていく。書くという作業を通して、自分の考え方を整理したり、見直す機会になるというのは賛同してくれる人も多いのではなかと思う。

 

2.身の回りを見るときの、自分の視座が変わる

ブログを続けていく中で、世界を見る目が変わっていくことに気づくときがある。電車の吊り革広告も、人づてに聞いた感心する話も、本の読み方も少し変わる。雑に言ってしまえばネタ探しのための好奇心。少し丁寧に言えば「ノイズだらけになった世界で、自分の想像力を掻き立て、本当に必要なものを見極めるセンス」

ブログにハマりすぎると更新の義務感などから、無理やりそのネタ探し思考になってしまう。これは長期的には良くなくて、仕事や思考が妨害されてしまう。別に2ヶ月に1回の更新でもいいと割り切って、書ける場所があると知った上で自分の習慣に取り込んでいると、ふと気づく瞬間がきっとある。そのとき世界を見る目が変わっていることに気づく。

あくまで自然体で、ときどきでいいから、習慣に染み込ませていく。

 

3.アウトプットするときにアイデアが生まれる

僕はフロー状態を自分でつくる事ができて、それは文章を書いているときとプログラミングに夢中になっているとき、そしてリラックスした環境で本を読んでいるときだ。人から話しかけられても聴こえないし、紙や画面に映る文字が浮かんできて、メタ的な世界の中で作業しているようにも感じる。

つねづね言っているのだけど、大半の良いアイデアは、作りながら生まれる。これは企画するときの僕のモットーのようなものであり、信じている価値観だ。何かを作るというのはクリエイティブな作業で、特別で大変なように思えるかもしれないけど、誰もが出来るいちばん手軽なことが、文章を読むこと、そして書くことである。読むという作業も、自分の脳の中にニューロンを走らせ、記憶を刻み、思考をつくる作業であるから、僕はいろんなジャンルの本を乱読している。

文章を書いていると、あれ、勝手に筆が走る(という言い方は現代には古いかもしれない)感じに巡り合うことがある。理論的に考えて文章を書くのではなくて、無心になっているとスッと言葉が紡ぎ出されている感覚だ。この作業の中で、本当に大事なアイデアに巡り合う事が多い。

 

4.自分以外に読者が1人でも居るという、普通ではない素晴らしさに気づく

スタートアップで事業をやっていると、提供するサービスのユーザーが100万、200万人単位、時には1000万人と増えていく。こんな中で「1人」と向き合う姿勢の大切さを、いかに口で伝えたり、紙に書いたり、行動規範として定めていても、腹落ちするのが難しい。画面に写る100万という数字の前では、頭でわかっていても、心で分かりづらいことなのだ。ブログは孤独なプロセスだと思う。読者を意識しすぎて破綻する人も多いだろう。まずは自分が最初の読者だと思って書くのだけど、その文章を、見ず知らずの誰か1人でも読んでくれているという素晴らしさに、心が気づくときがある。言い換えれば、想像力を養うということになる。この個人の原体験を伴っていると、チームで大きなサービスの事業を推進する上での、右脳的な判断に役に立つことがあると思う。結果としてそうなればいいという話である。

 

 他にもあるんだろうけど、冗長になってしまうので最初に思いついた4つだけ挙げてみた。

 

* * *

 

最近、はてなブログも併せて始めたばかりだけど、元々はかねてから「もっちブログ」という名前でブログを書いている。前身のドメインが mocchi.cc (今は潰した) で始めたのが2005年だから、今年で12年目になる。干支が一周して月日の流れの早さに驚く。不定期で更新頻度は少ないものの、12年間、ブログに時々アウトプットすることを意識してずっと生きてきたことになる。

 

14歳から25歳にかけての12年間というのは、感受性の高い時期にやっていたと言えると思う。もちろん最初はくだらない中学生の下ネタ満載ブログだったけど、高校に入ると自分が作ったWEBサービスのことや、慶應大学の受験日記といったことをアウトプットしていた。 

そして18歳で長崎から上京して大学に入ると、ブログに書く内容は、自分の内省的なエッセイ、考え方やオピニオン、書評、バックパッカーのインド一人旅の紀行文といったものに多様化していって、最後には自身の活動内容を中心軸に、どういう経緯でWebサービスやアプリを作っていったかというエピソード・設計思想の話などを書くことになった。東京で新しく出会った新しい友だちにも読まれてもらえることになった。その中で、あるときに書いた記事以来、日本のベンチャー業界・投資家界隈の方からたくさん読まれる様になった事が印象深い。

 2016年夏は、渋谷に BOOK LAB TOKYO というコーヒースタンド併設の新刊書店をプロデュースしたのだけど、このとき出会った翔泳社の取締役の女性の方が、なんと高校時代から僕のブログ読者だった、という事実も聞いて驚いたのも記憶に新しい。

bijodoku.com

 

 

たったひとつの記事で、僕は人生が大きく変わった。

たったひとつの記事で、起業家としての自分の生き方が鮮明になり、6年続けていた。

たったひとつの記事で、大企業のスポンサーが長年付いてくれた。

たったひとつの記事で、僕は自分の中にずっと眠っていたアイデアに気づいた。

 

これまでに4000記事を書いてきた(3分の2は雑記だったので思い切って途中で削除している)中で、数回の奇跡を目の当たりにしている。少し大げさかもしれないけど、たとえば1年続けると、日常が少し変わるくらいの変化はあるのだと思う。

きちんと補足しておくと、ただブログを書いていただけはない。自分の確固たる意志のもと行動を起こしていったことに合わせて、ブログを書いた本を10冊読むと、ブログを1記事書くといった具合に、インプットが8割とアウトプットが2割のように自然となっていった。

 

* * *

 

余談:この記事を書いた経緯

 Labitでは以前やっていたプロジェクトを事業分社化させた形で立ち上げたを子会社を、2015年12月にGunosyM&Aしたとき、一度メンバーが30人規模 → 3人に減ったのだけれど、この1年間でまた社員が12名・アルバイト20名くらいの所帯になった。今の主要メンバーは入って間もなく半年になるので、ブログでも書いてアウトプットしてはどうだろう?と軽い気持ちで提案した。採用を見据えたオウンドメディア的なものではなく、あくまで個人のブログという提案だ。

会社といってもスタートアップの小さな組織だし、年代も10代の学生アルバイトから子育てしながらのデザイナー、50代のキャリアエンジニアまで多様性が生まれてきたので、まず僕が読みたいというのもある。だけど、ブログを書くということに僕は人生で大きなメリットを享受してきたわけなので、純粋に勧めてみた。

 僕が TGIF でLabitのメンバーに「ブログ書くといいよ」と言ったものの、あまりピンと来ては居なかった様子だった。多分、ブログで生計を立てる!とか、PVや収益報告している人があまりにも増えすぎてしまって、「ブログ」に対する印象が良くないんだと思う。

そんなものは置いといて、誰ともコミュニティを作らなくて良くて、ただ自分の書きたいことを書けばいいと思う。書きたいことがないという声があるけど、「それを考えている作業」こそがブログをやる面白さでもあったりする。つまり、考えたことがない人は、書きたいことなんて無いな、とどうしてもなってしまう。僕は「何を書きたいだろうか」といつも自問自答しているから、最高の書きたいことの気持ちがピークになったときにだけ、ブログを更新している。

 この記事だって、僕は不特定多数ではなく、あくまで今の10名ほどの社員に向けて書く手紙のような気持ちで書いている。

 

ブログが人生を変えるとは言いたくない。なんかブロガー養成の胡散臭い人みたいで嫌だから。ただ、だれとも馴れ合わず孤独にブログを続けていても、それは自分のためになることもあるという話である。僕みたいな人生が大きく変わるようなケースだってあって、振り返ってメリットばかり感じている。

不定期でも、これから続けるだろうし、自分の脳が好奇心を求めている以上、素敵な文章をネットでも紙の本でも読んでいきたい。

 

ついでに今Kindleで読んでいる本を紹介。池上彰さんと竹内政明さんの「書く力」。

文章のブリッジのかけ方とか事例をもとに具体的なテクニックも交えてもらいながら、目からウロコな文章の生み出し方に、Kindleでかなりマーカーを引いているところ。僕の中で、2017年1月の Best of 新書 です。物書きの人には必読の1冊。

書く力 私たちはこうして文章を磨いた (朝日新書)

書く力 私たちはこうして文章を磨いた (朝日新書)

 

 

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25年間で初めてテレビを買った

25歳まで生きてきて、人生で初めてテレビを買った。

 

 

中国資本のハイセンスである。4Kテレビが6万円台で買えれば十分だと思った。

 

これまで、自宅には120インチの高精細ホームシアターDIYで設置しており、それでApple TVを接続。レンタルした映画や、Netflix、Huluをいつも見ている。少し前までPS4も接続して超大画面でGravity Dazeなどを楽しんでいたが、あるときからPS4の接続ができなくなってしまった。

テレビを見なくなって7年以上。

25歳になって人生で初めてテレビを買った理由は主に2つ。

  • プロジェクターの不良で、PS4に接続できなくなった
  • マス向けの広告や広報戦略を考えるときに、ときどきテレビを見る必要性を感じた

18歳までの実家にはもちろんテレビ(ブラウン管テレビである)はあったし、3年ほど前に実家が新築に引っ越した際、リビング用などに2台のBRAVIAの比較検討・購入してあげてセッティングを手伝ったが、あくまで自分用に買ったのは今回が初めてだ。

この7年もの間に、時代は変わっていて、国内家電メーカーは台湾資本に買収されたり、東芝は大変なことになっていたり、そんな中でSONYはなんとか頑張って株価を上げていたり、韓国・中国企業が価格競争で優位に立っていたり。もちろん技術の進化もすごい。4Kが当たり前になり、コストパフォーマンスも良くなった。

6万円といえば、この前Macbook Pro用に買ったLGの4K/21.5inchの外部ディスプレイと同じ価格帯だ。43インチの4Kテレビでこの価格であれば、別に中国資本でいいし、多機能性や利便性を求めるものではない。週に数時間くらいしか使わないのだから。

 

 

PS4はHDMIケーブル1本でカンタンに接続できて、120インチのプロジェクター投影よりはインパクトは3分の1ではあるが、やはり昼間の明るい部屋でも高精細で写してくれるテレビというものには良いなと思った。半年ほど前に、購入後15分だけプレイして放置していた「ドラゴンクエストビルダーズ」を再びやってみたら、見事にハマってしまい、この土日で10時間くらいプレイしてしまった。積んゲーとして「人喰いの大鷲トリコ」「Fallout 4」「GRAVITY DAZE 2」が残っている。

 

この7年で、テレビ業界も変わったが、どうやら自分も変わってしまったようだ。

地上波を見ていると、番組そのものよりも、CMでどんなものが流れているかを気にしているのだ。どんな企業が、どんな時間帯に、どんなクリエイティブでCMを放送しているか。滑稽な話だが、テレビ番組ではなくCMを見るために買ったようなものである。