Halfway

鶴田浩之のはてなブログ / halfwayとは「みちなかば」という意味です。いつだって道半ば。

『Yahoo! JAPAN 全仕事』は、IT/Web業界の人や経営者、就活生や大学生はぜひ読むべきスゴイ本。

渋谷で書店員・選書家(BOOK LAB TOKYO)をやっている id:mocchicc です。

2月初旬、いつものように選書作業(店の本のうち、2,500冊ほどは僕がセレクトしている)をしていたら、『Yahoo! JAPAN 全仕事』という本に出会った。

副題には、「現場200人に聞く、過去→現在→未来」とある。

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Yahoo! JAPAN全仕事 現場200人に聞く、過去→現在→未来

Yahoo! JAPAN全仕事 現場200人に聞く、過去→現在→未来

 

 Yahoo! JAPANが20周年を迎え、記念本という立ち位置もあるようだが、「つくる人を応援する書店」という、店のコンセプトにふさわしい1冊だと思い、発注をかけた。

 

超分厚い。エンジニアから経営陣まで200人のインタビュー本

届いてみたら、そのボリュームに驚きである。パラパラと覗いてみると、現在も進化をし続けるヤフーで働く200人の社員が、経営陣・エンジニア・人事・広報・デザイナーと、ありとあらゆる職種にわたる人たちが、同じページ数でインタビューが掲載されている。

ふつう、インタビュー本というと、文芸界やビジネスの業界本だとしても、せいぜい10人や15人くらいである。200人に取材をして、1冊の本にまとめ挙げた著者・編集者の熱量は半端ないと思った。というか、この本を作っても取材時間や労力を考えると、おそらく赤字である。赤い本だけに。 

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こんなにすごい本なのに、あんまり知られていない

Amazonのランキングを見ると、2017/05/18 16:24 執筆現在、159,598位である。これは1日あたり1〜2冊程度しかAmazonで注文が入らない層のランキング枠。なぜ売れていないのかは、内容の問題ではなく、まず第一に知られていないからだと思う。

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その後発刊された『ヤフーの1on1』という本が総合ランキング211位と考えると、その差は歴然である。たしかに『ヤフーの1on1』は良書だし、学ぶ事が多い。でも、『Yahoo! JAPAN 全仕事』という「本」としての価値は、もっと評価されるべきだと思った。

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法

 

だから、著者とヤフーの人に声をかけて、イベントを企画した!

すごく面白いエピソードがある。Labitで働いているエンジニアの一人が、

これ、僕の母親が書いた本なんで、良かったらオフィスに1冊置いてください

と、何やら 赤い本 をもって渡してくれた。

そう、『Yahoo! JAPAN 全仕事』である! なんというserendipity。世界は小さかった。こんな偶然があるのか。「え? この前これ選書してBLTにも置いてあるよ...?」「マジすか」「うん」「母親、喜ぶと思います」「えーーー!! これすごくいい本じゃんね。イベントやろうよ!」 

その偶然も背中を押す形となり、著者(Labitエンジニアのお母様)の方にトークイベントの登壇を打診。同時に、この本のなかにもインタビューを受けて登場している、かねてから親交があった Yahoo! JAPAN 執行役員CMO の村上臣さんに、イベントやりませんかと声をかけると、快諾していただいた!

 

そして 5/24(木)、発売から5ヶ月経ったけど、刊行記念トークイベントという形で以下のイベントが開催決定した!

Yahoo! JAPANの歩んだ20年とは?! インターネットの過去・現在・未来を語り尽くす![peatix]

『Yahoo! JAPAN 全仕事』刊行記念トークイベント 5/24(木)  @BOOK LAB TOKYO

 

こんな人に読んでほしい。イベントに来てほしい。

僕が本屋を起業して、手探りで選書家を名乗り始めたとき、「世の中に、単に ”売れている本" が良い本とは限らない。」魅力的なイベントスペースを作って、営業する書店になろう!と決めた。書店のキュレーターは、良書を探し、お客様に提案していくことだ。とても小さな、小さすぎる行為だけれども、それがきっかけで本と出会う手伝いができるのが、この上なく幸せだ。

この本の対象読者は、こんな人たち。

・インターネット業界の起業家、経営者の方

・組織づくりに関わる人事、広報の方

・ライター、ブロガーの方
 (出版業界で採算度外視の、異例のインタビュー本。この4-5年かかったという、取材の舞台裏が聞けるのは、僕自身もめちゃめちゃ楽しみ)

・就活生や、会社のコトを知りたい大学生

 

当日のイベントは、メディアの取材も入ることになった。
イベント企画にあたって、ヤフー広報の皆さん、実業之日本社の編集者の安田さん、そして著者の生島さん、ゲストの村上さん、本当に協力ありがとうございます。

僕も「聞き手」として村上さんとの対談の場に出るので(テーマは「Yahoo!を絡めながら、インターネットの歴史を振り返り、現在・未来を語っていく」です) ブログの読者の方で僕に会ってみたい方が(もし)いたら、ぜひお越しいただきたいです!

 

▼ イベントのページはこちら(早割、書籍購入セット、懇親会セットなどあります)


 

イベントには行けないけど、本を読みたいって方はぜひAmazonかお近くの書店で探してみて下さい。

Yahoo! JAPAN全仕事 現場200人に聞く、過去→現在→未来

Yahoo! JAPAN全仕事 現場200人に聞く、過去→現在→未来